ダイバーママの陸マイラー日記

ダイバー的、陸マイラーのブログです。JGC取得済み。パラオ セブ 沖縄によく出かけます。最近はプリンスポイントに夢中。

沖縄の観光地に住む人の熱いメッセージ『今は来ないで!』SNS拡散が心配

こんにちは。旅好きなダイバーママのニライカナイです。特に沖縄が大好き!です。

沖縄が好きすぎて、大学の卒業論文に沖縄の観光業と経済について書いた程です。

 

f:id:m-midori1008:20200430225725p:image

 

テレビやSNSで繰り返される

『今は来ないで!』発信。

 

特にインターネット世代が中心となり猛烈に拡散していますよね。

 

 

もう『見たことない!』なんて人は居ないでしょうね。

 

沖縄大好きで150回は訪問している、私ですがこんな『観光に今は来ないで!』という主張は初めてです。

 

人の命が観光収入に勝るのは当然です。

 

年に数度の、超繁忙期で書き入れ時のゴールデンウィークにそんな主張をする事は、皆さん断腸の思いだと思います。

実際に資金繰りに困る経営者さんも多く相談窓口に問い合わせも多いとニュースをみました。

 

緊急事態宣言下の都道府県知事や、医療関係者、政治家は、もちろんこの主張を繰り返すべきだと思います。

 

ただ、危険だな!と思う事があります。

 

観光業で受け入れ側の人も一緒になって、

 

『沖縄には来ないで!もっと自粛して!島の現状はこうなので、みんな考え直して!沖縄の海は無くなったりしない』

 

と本音と、自粛せずに来てしまう観光客に怒りに高ぶる感情を加えて、どんどん拡散していますよね。

 

この強い感情付きのメッセージは、多くの人の心に深く突き刺さります。

 

ただこれ以上、繰り返すとかえって、出口が無くなるような気がして心配しています。

 

SNSでは、いいねの数、見られた回数、リツイート数などで影響力を図りがちで、感情MAXの若者の訴えは多くの反響を得ることができます。

 

反響は概ね、『良い』『悪い』に分かれて目に見えますが、大半は直接的なリアクションをしない中間層が多く、それは未来のお客様なんです。

一時的にはたくさんの拡散をされて、自粛を呼びかけて効果があった!と自己肯定感が生まれると思うのですが、効果には副作用もあると思っています。

 

政府が緊急事態宣言を解除したとしても、

 

『沖縄には来ないで!もっと自粛して!島の現状はこうなので、みんな考え直して!沖縄の海は無くなったりしない!』

 

という本音が、熱っぽく語れば語るほど、言葉に魂が宿り、いわゆる『ことだま』のように生き続けるような気がします。

 

それは、結果的に多くの人の心を動かし、観光客としては、

 

『沖縄はしばらく行くのよそう。

病院のベッド数が増えてないし、

今行くと迷惑になるから。

パンデミック終息宣言出てからでもいいや』

 

という思考に向かわせてしまうのではないでしょうか。

 

これは、理論上、沖縄旅行はワクチンを摂取するか、罹患して免疫獲得してからでなければ、いけなくなります。

 

それには最短2年〜10年というスパンが必要と言われています。そこまでホテルやサービス業、お土産物屋さん経営が持ち堪えられるとは到底思えません。

 

ここは、あえて感情を抜きに

 

『当店では政府の緊急事態宣言に従い、営業を休止しております』

=行ってもやっていない。

 

とだけ観光業の人はシンプルに伝えた方が良いのではないかと、強いメッセージを見るたびに最近は思うようになってきています。

 

きっと、私でさえこんなふうに受け取っているので、同じ受け取り方をする人は意外と多いのではないかと危惧して記事にしてみました。

 

今回は、沖縄の観光業について、卒論を書いた程の沖縄好きな私の個人的な意見でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。